コアコンピタンス経営、キャッシュフロー経営とは何か

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コアコンピタンス経営とは何か

企業は、他社には真似のできない独自の価値を顧客に提供することで収益を得ます。
その実現に必要な、企業内部に秘められた中核的な力をコアコンピタンスといいます。
そして、未来の市場をリードできるようなコアコンピタンスの獲得を機軸に戦略を構想し、それに備えて組織学習していく経営がコアコンピタンス経営です。
ゲイリー・ハメルとC・K・プラハラードにより、1994年に提唱されました。

戦略を構想する際、技術・人口構成・政府規制・ライフスタイルなどのトレンドや将来の変化について、他社より優れた識別眼を持つことが要点となります。
具体的には、既存の顧客利益を提供する新しいやり方やまったく新しい顧客利益を構想することが挙げられます。

現状の自社が保有するコアコンピタンスは何かを見極め、「未来の競争優位を実現するコアコンピタンス獲得には、どんな筋道が合理的か」という立派な戦略を描いても、実行できなければ意味がありません。
見らの産業が自社にとって有利な方向へ変化するよう積極的に展開するとともに、市場シェアの獲得により、今日必要とされる利益を確保し続けなければ、道半ばで挫折してしまうことになります。


コアコンピタンス経営では、産業の未来を想像し、そのとき、自社が勝者となっているための戦略的意図を、今、形成すると考えます。
そこで重要となるのが、ストレッチ戦略とレバレッジ戦略です。

ストレッチ戦略とは、「企業にとっての長期的な挑戦課題となる野心や目的意識の形成」と捉えることができます。
他方、レバレッジ戦略は、「既存の経営資源や強みの再利用頻度をいかに高めるか」「次期商品の開発投資回収を早めるにはどうすればよいか」など、地に足のついた現実的な意思決定といえます。
この矛盾しがちな2つの戦略を束ねて整合性を保たせるための中心概念がコアコンピタンスとなります。


キャッシュフロー経営とは何か

キャッシュを獲得し、次世代の投資に対し効率的に配分することで、キャッシュの動きを安定させる経営手法です。
企業の最終目的は利益の獲得ではなく、キャッシュの獲得であることを再認識させることで「勘定合って銭足らず」という黒字倒産に陥ることを回避できます。

日本では1999年4月から始まる事業年度から、上場企業及び証券取引法適用企業に対し、第三の財務諸表として、連結キャッシュフロー計算書の作成が義務化されました。

利益は会計基準に基づいて計上した売上げから、費用を差し引いた結果、すなわち「見解」に過ぎません。
会計基準は各国で異なるため、日本で黒字の企業がアメリカで決算をすると費用が膨らんで赤字になることがあります。
各国で会計基準が異なると、企業の実態が正しく判断できず投資家が混乱するため、基準を統一した国際会計基準を導入する動きがあります。
キャッシュフローは、現金及び現金同等物の収入と支出の動きを直接的に捉えるものであり、基準が明快なため、事実上の国際会計基準といえます。

キャッシュフローは本業である「営業活動によるキャッシュフロー」、設備投資や有価証券の動きを見る「投資活動によるキャッシュフロー」、営業と投資のバランスを見る「財務活動によるキャッシュフロー」の3つに分別されています。
本業でしっかりと稼ぎ、将来の活動のために効率的に投資を行い、余ったキャッシュを財務体質の改善に使うのが理想的です。
企業が自由に使うことができるキャッシュをフリーキャッシュフローと呼び、企業価値そのものと捉えることができます。


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