豚肉の部位と特徴、部位別の栄養素の違いを解説

豚肉の部位がわかる豚のイラスト

豚肉には良質のたんぱく質のほか、牛肉や鶏肉に比べて、ビタミンB1が豊富に含まれているのが特徴です。
ビタミンB1は穀物などに含まれる糖質が体の中でエネルギーに変わるときに必要な栄養素です。
脳や神経、筋肉にエネルギーを供給するのに欠かせない働きをし、疲労解消に役立ちます。
甘いものが好きな人や、お酒を飲む人、また、激しいスポーツをしたあとは、多めにとる必要があります。

豚肉約120gで、1日に必要なビタミンB1を摂取することができます。
また、にんにく、ねぎ、にらなどの「におい成分アリシン」を多く含む野菜といっしょに食べると、ビタミンB1が効率よくとれるので、うまく組み合わせて料理するようにしたいものです。

豚肉100g当たりの部位別の栄養素

部位名 エネルギー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g) ビタミンB1(mg) コレステロール(mg)
216 18.5 14.6 0.66 65
肩ロース 253 17.1 19.2 0.63 69
ロース 263 19.3 19.2 0.69 61
ヒレ 115 22.8 1.9 0.98 64
バラ 386 14.2 34.6 0.54 70
もも 128 22.1 3.6 0.96 66
ひき肉 221 18.6 15.1 0.62 76

肩肉

肩ロースを除いた、腕の部分の肉です。
肉のきめは、やや粗く堅めで、色はやや濃いめになっています。
脂肪が多少あり、長時間煮込むとよい味が出ます。
角切りや薄切りで売られ、カレー、シチュー、豆との煮込み料理などに向いているでしょう。

肩ロース肉

肩肉とロース肉の中間で、赤身の中に脂肪が粗い網状に適度に交ざっています。
きめはやや粗く、堅めですが、味は濃厚でコクがあります。
塊、角切り、薄切りなどいろいろな形状で売られ、焼き豚やカレー、しょうが焼きなどさまざまな料理に向いています。

ロース肉

背中の中央部分の肉で、きめが細かく、適度に脂肪がのって柔らかいです。
ヒレと並ぶ最上の部位です。
外縁の脂肪にうまみとコクがあるので、それを生かす。
塊はローストポークやゆで豚など、厚切りは豚カツやソテーなど、薄切りはしょうが焼きやソテー、しゃぶしゃぶなどの料理に適しています。

ヒレ肉

豚肉の中で最もきめが細かく、柔らかい最上の部位です。
脂肪が少なく、ビタミンB1を多く含み、低エネルギーになっています。
味はコクがなく、淡白なので、ヒレカツやステーキなど、油を使った料理に向いています。
加熱しすぎはぱさつきのもとで、煮込み料理には向かないでしょう。


バラ肉

胸や腹にあたる部分です。
赤みと脂肪が交互に層になっているので、「三枚肉」ともいいます。
脂肪が非常に多く、風味とコクがあります。
塊、角切り、薄切りなどの形状で売られ、塊は角煮などの煮込み料理に、薄切りは炒め物などに向いています。

スペアリブ

骨付きのバラ肉をいいます。
骨の周囲は特に味がよく、骨からのうまみも出ます。
形がくずれにくいので、長時間煮込む料理や、下味を十分にしみ込ませてから、じっくりとやく料理に向いています。

もも肉

後ろ足の周囲の肉で、脂肪が少なく、きめの細かい部分です。
ビタミンB1の含有量はヒレに次いで多くなっています。
お尻に近い「外もも」は、色が濃く堅めです。
塊はゆで豚、焼き豚など、厚切りは豚カツなど、薄切りは炒め物、煮物、しゃぶしゃぶなどの料理に適しています。

レバー

肝臓のことです。
少しクセがあるので、水にさらしたり、牛乳に浸し、しょうがやにんにくなどの香味野菜とともに料理するといいでしょう。
エネルギーは低めで、ビタミンA、ビタミンB1・B2、鉄などが豊富です。
揚げ物や炒め物などの料理に適しています。


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