血液の汚れの原因と改善方法、血液の汚れによって起こる病気とは

血液の汚れをあらわした画像

血液は液体成分の血漿と有形成分の赤血球、白血球、血小板から成り立っています。
血液を入れた試験管を立てておくと、徐々に沈殿するのが有形成分、上層部の澄んだ部分が血漿です。

東洋医学では、2000年も前から「万病一元、血液の汚れから生ず」という思想があります。
すべての病気の原因は血液の汚れにあるという意味です。

血液は全身を40~60秒で一巡し、60兆個もの細胞に栄養と酸素を届け、老廃物を回収しています。
また、最近やウイルスなど、侵入してきた異物と戦う役割も担っています。

血液が汚染されれば全身に汚染ががふりまかれることになり、臓器は適切に機能することができなくなります。
また、汚染された血液は本来の力を発揮できないため、外敵を駆逐することもできません。
こうした状態がつづくと体は弱っていき、いつしか病に蝕まれることになるのです。

汚れた血液とは、尿酸、クレアチニン、乳酸、ピルピン酸などの老廃物が血液中に多い状態をいいます。
老廃物が排泄されず、血液中に残存しているのです。
また、本来必要な成分でも、その量が適正でなければ、血液は汚れているといえます。
血液成分が多すぎたり、少なすぎたりすると、下記のような不調や病気が引き起こされます。

血液成分が多すぎる
・水:むくみ、心不全
・タンパク質:高たんぱく血症
・脂肪・高脂血症
・糖:糖尿病
・ビタミンC:尿路結石
・尿酸:痛風
・ヨード:バセドウ病
・赤血球:多血症
・白血球:白血病
・血小板:血栓症

血液成分が少なすぎる
・水:脱水
・タンパク質:栄養不良
・糖:低血糖
・ビタミンA:肺がん
・ビタミンE:不妊
・ビタミンC:壊血病
・ナトリウム:低血圧
・カルシウム:骨歯の脆弱化
・カリウム:筋力低下
・マグネシウム:心臓病
・赤血球:貧血
・血小板:出血


体内では種々の代謝が行われており、その結果発生した老廃物や、体内に侵入した異物などが血液を汚す原因となります。
本来ならトイレ、涙、汗、呼気、痰、鼻水などで排泄されるのですが、排泄がうまくいかなかったり排泄よりも老廃物や異物の蓄積のスピードが早い場合には、血液内に汚れがどんどんたまっていくことになります。

こうして汚れた血液のことを、東洋医学では「瘀血」といいます。
瘀とは「とどこおり:という意味で、血行不良を意味します。

人間の体には「病気を治そう」という自然治癒力が備わっています。
体は自然に治癒力を発揮して、淀んで汚れた血液を浄化しようとします。
血液を浄化する手っ取り早い方法はその血液を捨てること、つまり出血です。

鼻血などの出血は自然治癒力の表れといえます。
また、人間の健康の基本は「頭寒足熱」ですが、血液が汚れると逆に「頭熱足寒」になってしまいます。
そのため、本来下半身にあるべき熱や血液が上半身に集まり、イライラ、血圧上昇、不安、不眠、ほてり、喉のつかえ、動悸、発疹などの症状が出てしまいます。

瘀血による症状は、本格的な病気の前兆ともいうべきもので、そのまま放置すると、生活習慣病やガンなどの病気へと発展してしまうのです。


血液の汚れの原因と改善方法

1.過食
食べすぎは体に百害あって一利なし。
過食は血液中のコレステロール、中性脂肪、糖、タンパク質の増加につながり、ひいては高脂血症、糖尿病、高タンパク血症へとつながります。
こうなると、体の機能が低下し、ますます血液が汚れてしまうのです。

2.運動不足
筋肉は人間の体重の約半分を占め、体温の40%以上を産生します。
筋肉を動かして熱が発生すると、血液内のコレステロール、中性脂肪、糖、タンパク、老廃物が燃焼されます。
さらに、筋肉を動かして血管が拡張収縮することで、血行促進効果得られ、淀んだ血液に流れを起こすことで、その浄化に一役買うわけです。

3.ストレス
緊張したときやショックを受けたとき、血の気が引いて、体が冷たくなった経験は誰にでもあるでしょう。
これは気のせいではなく、現実に血管が収縮して血行が阻害されて起こるものです。
心身に大きなストレスがかかると、それをはねのけるために、腎臓の上にある副腎からアドレナリンやコルチゾールなどのホルモンが分泌されます。
すると、血管が収縮し、血圧や血糖が上昇するなどの影響があります。

4.冷え
体が冷えると、血管が収縮して血流がとどこおり、血液内の脂肪、糖、老廃物の燃焼を妨げ、血液を汚してしまいます。

5.水分の摂り過ぎ
人体の60~65%は水分でできており、体内の化学反応に水は欠かすことができません。
しかし、必要な成分でも過剰に存在すれば、それは血液にとって汚れでしかありません。
いくら生命維持に必要不可欠な水分であっても同様です。
また、過剰摂取をしていなくても、排泄不良があっては血液成分が過剰なまま残ってしまう場合があるため、血液の汚れの原因となります。

その他
工場から出る煙、車の排気ガスなどの大気汚染物質、水道中の塩素化合物、残留農薬、食品添加物、化学薬品など、呼吸器や消化器を通して体に入ってくる有害物質は多種多様です。
これらが血液を汚し、病気の原因になることもあります。


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