いい文章の書き方と基本のまとめ

文章を書いている画像

短く言い切る

不用意に、長く、長く書かないようにすること、それが明快な文章を書くために第一に留意すべき点です。
思い切って句点を打ち、話を1つ1つ言い切りながら、前に進めましょう。

文章は情報を載せて運ぶ伝達手段ですが、多くの情報を1つの文に詰め込んで、一度に全部を伝えようとすると、読み手に大きな負担をかけてしまいます。

文章を書いていて多少なりとも込み入った感じになってしまったら、いくつかの文に分けてみます。
そして相対的な重要度を再点検し、主題から外れたものを思い切って省くと、伝えたいことがよりストレートに伝わります。

・句点(。)を打って文章を短く言い切る勇気を持つ。

・一度にたくさんの情報を運ぼうとしない。
何回かに分けて運ぶ。あるいは、一部を運ぶのをあきらめる。

・文章の幹「誰(何)がどうしたのか」を、まず明確に示す。


文章の前半と後半をかみ合わせる

文の前半と後半がミスマッチに陥ることのないようにしましょう。
間を抜かして、最初と最後だけを続けて読んでみて、「誰が何をしたのか」「何がどうしたのか」という関係を確認してください。
(原文)社長の言い分は、パートの人が勝手にやったと責任逃れをして、自分たちを守ろうとしていた。。
(改善)社長は、パートの人が勝手にやったと責任逃れをして、自分たちを守ろうとしていた。

「私はせっかちです」は正しい表現ですが、「私の特徴は」ときたら、「せっかちなことです。」と受けます。
(原文)彼女の特技は、計算が速いです。
(改善)彼女の特技は、計算が速いことです。

「彼は、法律を守っている」
「会社では、法律が守られている」
このような能動と受動の形を、的確に書き分けましょう。
(原文)この報道は明らかに、加害者だと疑われた人の人権が損なわれている。
(改善)この報道は明らかに、加害者だと疑われた人の人権を損なっている。

文章を書いたら、頭とお尻が泣き別れになっていないかを常にチェックする習慣をつけましょう。
途中に挿入句が入ると、特にこの問題を見落としがちです。
(原文)お客様から受ける質問には、正確な返答でなければならない。
(改善)お客様から受ける質問には、正確な返答をしなければならない。


文章力とは

文章力は、単に言葉を巧みに操る力ではありません。
何よりも大切なのは、「自分の考えを組み立てる力」です。
次いで大切なのが、「読み手のことを理解する力」です。
そして最後に出番がくるのが、「的確な言語表現力」です。

これらは社会人として、学生として、あるいは人間として、さまざまな可能性を広げてくれる基礎的、総合的な能力です。

もう少し具体的に考えてみますと、文章力は下記の7つの要素から成り立っています。

①よいテーマを見つける「着想力」
②テーマに関わるさまざまな事象に連想を広げる「連想力」
③その中で書くべきことを峻別する「優先順位の判断力」
④書くべきことを「構造的に把握する力」
⑤そこに自分独自の考えを加える「創造性、独自性」
⑥読み手の立場、心情、知識レベルなどを理解する人間理解力
⑦言わんとすることを、読み手に伝わる簡潔・明瞭な言葉で表現する言語表現力

このように整理してみると、文章力は、問題発見能力、問題解決能力などと大きく重なり合うものであることが分かると思います。


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