心理学用語のラポールとは、恋人や友達との信頼関係の築き方

信頼関係を築いている画像

ラポールという言葉は、企業の営業研修などでもよく耳にします。
ラポールとは、「信頼関係」とか「調和のとれた関係」なとと説明されることが多いのですが、難しい言葉を遣えば、潜在意識レベルでの同調ということを意味するのです。

誰かがあくびをすると自分もつられてあくびが出るということがあります。
無意識のうちに相手のやることに同調してしまっているのです。
これなどは誰もが経験する潜在意識レベルでの同調です。
日常生活でもこういった同調、つまりラポールは至る所で見られます。

ラポールが築けると、相手はあなたのことを「私と同じ種類の人間」だと感じてきます。
たとえば血液型の話で「○○さんは何型ですか?」という質問に「何型だと思いますか?」と応じると「A型でしょう」と自分と同じ血液型だと思ってしまったりします。
無意識のうちに「同じ種類の人間」と感じてしまうようになるのです。

しかし、相手に同調するにはまず相手を知る必要があります。
コミュニケーションのうまい人は、必ず相手をよく観ています。
聞き上手などと言われる人は、話を聞きながら常に相手を観察しているのです。

逆に言えば、人間関係に問題がある人に共通した特徴は、相手を観ていないということです。
自分が他人からどう見られているかということだけで頭がいっぱいになってしまっているのです。

観察するということは、つまり相手に関心を持つことです。
BMWを買おうかと思っているときには、通りを歩いていてもやたらにBMWばかりが目についたりします。
クリスマスにアクセサリーをプレゼントしようと心に思うと、彼女の身につけているアクセサリーが気になって目に入りますが、そうでないときには、指輪をしていたかどうかも覚えていません。
つまり、私たちはたくさんの情報に囲まれてはいるけれど、実際に情報として取り込んでいるのは当面の関心があることだけなのです。
裏を返せば、関心のポイントを意識的に広げることで、取り込む情報の量も増えるということになります。

関心を持って観ていると、普段は気づかないことがわかってきます。
逆に関心がなければどんなに一生懸命聞いているようでも、大切な反応も見逃してしまいます。


自分を認めてもらえれば、人は心を開く

何を言ってもほとんど口をきいてくれないような人が、その人の興味のある、あるいは得意なことを褒めてあげるだけで会話が続くようになり、それ以外の話にも関心を示してくれるようになる、ということがあります。

このようなことにも「この子のどこが面白いかな」というように興味を持って観てあげることが大切です。
興味を持って観ると、相手の心を導くための糸口が見えてきます。

例えば、髪型ばかり気にしている人は髪型の話題などに興味を示してくれるかもしれません。
ポイントは「視線」。
つまりその人がどこを見ているか。

あとは「呼吸」も大切です。
例えば、電車の中で本を読んでいる人で、呼吸の位置が胸のあたりにどんどん上がってきているとすれば、おそらく小説もクライマックスを迎えているのだろうと想像することができます。
レジで順番待ちをしている人も、肩で呼吸をしはじめると、イライラが高まってきたなとわかります。

呼吸というのは意識と無意識の境界であると言われます。
たとえば心臓の鼓動や胃腸の動きを意識でコントロールすることは普通できません。
自律訓練法などのトレーニングによっては可能ですが、普通は無意識がつかさどっているのです。
しかし、呼吸に関しては無意識と意識の両方からアクセスすることができます。
意識しなくてもきちんと呼吸しているし、意識して呼吸のリズムを変えることもできます。
その意味で呼吸は意識と無意識の境界にあると考えらます。

つまり、相手を観察するとき、会話の内容と呼吸の関係を観ることで見えてくるものがあります。
と言っても難しく考える必要はありません。
たとえばその人が怒っていたり、喜んでいたり、感動していたりと、目立った感情を表したときにだけ、その呼吸の特徴を観察すればいいのです。
観るべきは呼吸の位置と速さです。
呼吸を観たら、自分の呼吸をそれに合わせてみます。
その人と同じ位置、同じリズム、同じ速度で呼吸をする。
そして自分自身の感情の変化を感じてみてください。
その人の感じているのと同じ気持ちを感じることができるはずです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です