過労死とは、過労死と労働災害の認定について

過労死しそうな社員の画像

過労死とは

働きすぎが原因で、命を落としたり、重度の障害を負うことを過労死といいます。
また、働きすぎが原因で、自ら命を絶つことを過労自殺といいます。
過労死問題に取り組む弁護士たちの会議は過労死と過労自殺を下記のように定義しています。

・過労死
仕事による過労やストレスが原因となって、脳・心臓疾患、呼吸器疾患、精神疾患などを発病し、死亡または重度の障害を残すに至ること。

・過労自殺
過労により大きなストレスを受け、披露が蓄積され、場合によってはうつ病を発症し、自殺に至ること。


過労死と労災

過労死や過労自殺は、働きすぎ、つまり仕事が原因なので、「労働災害」といえるでしょう。
労災(労働災害)とは何かというと、誰でも、仕事が原因でケガをしたり病気になることがあ
りますが。
たとえば「工場で働いて機械に手を挟まれる」「建築物の解体作業中にアスベストを吸い込み肺がんになる」など、仕事が原因でケガをしたり、病気にかかったり、あるいは命を落としたりすることを労災といいます。
その意味で、過労死、過労自殺も、仕事による過労、ストレスが原因の労災だといえるはずです。

労災と認められた場合、労働者災害補償保険法という制度から、被災労働者や遺族に対して必要な労災保険の給付が行われます。

労災保険制度は、もともと労働基準法で定められた労働者への保障が確実に行われるようにとつくられた制度です。
補償能力のない小さな会社で労災が起きた場合でも、公正で確実な補償がおこなわれるよう保険制度として、この制度が誕生したのです。

労災保険の給付を受けることは、被災労働者や遺族が安心して生活するための、大切な権利です。
過労死、過労自殺で大切な家族が倒れたり、亡くなった場合にも、この労災保険制度を活かしましょう。


しかし、大切な家族を亡くされた方は、しばらくの間、茫然自失の状態が続くでしょう。
実際、過労死・過労自殺で家族を失った場合、ほとんどの遺族があまりのショックのため、「過労が原因だった」と気づきにくいのが現実です。
特に、倒れた場所が自宅だったりすると私病や突然死だと思い込む人は少なくありません。

とりわけ、自殺の場合は、かろうが原因だったと気づくことはかなり難しいといわれています。
そのため、下記のような過労死に関連する項目をチェックしてみましょう。

・平日一日あたりの労働時間が4時間以上だった
・土日も仕事をしていた
・有給をほとんどとっていなかった
・勤務形態が不規則だった
・深夜労働が週2回以上あった
・疲れたと言うことが多くなった
・仕事のため睡眠時間が5時間以下だった
・顔色が悪かった
・いつも時間に追われているようだった
・仕事や職場の人間関係の悩みを口にすることが多くなった
・責任の重い仕事をしていた
・仕事以外には大きな心配がなかった
・出張が多かった
・休日は家でゴロゴロし、外出がおっくうな様子だった
・会社を辞めたい、というようになった
・亡くなる直前の労働時間が異常に長かった

上記に当てはまる項目が多いほど亡くなった原因が過労死または過労自殺であった可能性が高いと考えられます。

また、1日あたりの残業時間が4時間以上という項目が当てはまる場合は、厚生労働省が定めた過労死危険ラインである「残業時間1ヶ月80時間」を越えることになり、過労死であった可能性が非常に高くなると考えられます。


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